2005年 11月 14日

行き過ぎた対策と、ユーザーの思惑

ソニーBMGのCD保護対策にセキュリティの懸念噴出--「行き過ぎ」との批判も
既にこれに関する記事を見たことがある人は少なくないだろう
PCの深層領域へCD保護対策プログラムをインストールしたら最後、PCを所有している大部分の一般的なユーザーの手ではとてもじゃないが削除出来ない代物だ
"著作権"の保護と言うものは確かに必要な事だとは思うが、どうしてこういう誤った方向へ行ってしまうのだろうか?
そもそも、我々が音楽CDやPCソフトウェア、映像DVDなどを購入すると言う時、我々が金銭で買っているのは"何"であると思いますか?
特別な特典が付いた物なら別としても、CDケースを買っているわけでも無いし、円形のディスクそのものが欲しくて音楽CDを買う奇特な人はほとんどいないだろう
そう、我々は中に記録されている音楽データやPCソフトウェアそのもの、映像データ等が目的でCDやDVDを購入しているはずだ
なのに、破損したディスクの無償交換サービスなどまったく無い上にバックアップを取る行為を出来なくする為のコピー防止プログラムなど、まったくもって許し難い
しかし、どうしてここまで消費者を無視した対策を推し進める事が出来るのだろうか?
とりあえず音楽CDに関して簡単に理由を考えるなら、音楽CDそのものの売り上げが年々落ち気味であるという事が関係しているだろう
でも、音楽CDの売り上げが落ちる原因と言うのは、本当に違法コピーが原因なのだろうか?
たとえば、携帯電話で着歌や着メロを利用している人数は、PCで音楽を楽しむ人数と比べても圧倒的に多いわけで、その事が音楽CDそのものの売り上げの減少にダイレクトに繋がっているという事をちゃんと認識しているのだろうか?
PCで音楽を楽しむにしても、最近ではDL購入する事が出来る音楽が非常に多く、これも音楽CDの売り上げ減少には大きく関わっている事だろう
これだけではない、彼らがコピー対策へ異常なまでに熱くなる原因、それは「違法コピーが出来なくなれば、今までそういった行為をしていた人間の殆どが正規版を購入すると言う夢物語を信じているから」である
これは、コピー対策をしているメーカーの担当者などの話がインターネット上にたまに上がっているのを読むことで分かる事だ
今となっては、一体誰が言い出した事なのか見つけるのは難しいが、まるで見えない教祖様の言葉を信じて付き従う信仰宗教団体のような勢いがある
誤った考えを正し、ユーザーの事をもっと考えた対策を取らなければ、反発するユーザーの中から人々を地下世界へ誘うレジスタンスの出現が止む事は無いだろう
こんなこと書くと、違法コピーを助長、容認している様に見えてしまうだろうけど、違法行為に関しては私は断固反対です

まあ、硬い事は抜きにして、日常的に考えてもいろいろ問題はありますよね
たとえば、忙しくて見れないTV番組の録画を友人に頼んだり、音楽CDを友人と貸しあったり
こういう昔からある人と人のコミュニケーションの一つを完全否定し、ただでさえ対人関係に問題を抱える人間が増える一方の現代社会からその接続因子をさらに取り除く行為でもある
それに、どう考えても音楽CDとか映像DVDは高すぎる
PCソフトウェアはその使用頻度や制作過程を考えると納得いくものも少なく無いのですが
音楽CDと映像DVDに関して、その値段に納得できるものはかなり少ないと言っても過言ではないでしょう
特に日本の音楽CDはアメリカや西欧諸国と比べても高く、その為オンライン販売システムが直接首を絞める結果になっている気もします
(音楽のオンライン販売の値段はアメリカ等とほぼ同等の値段の為)
販売工程でいらん作業があるのか、著作権使用量が高すぎるのか知らないけど、日本は特に値段に関してはもう少し見直した方がいいですね
何時までもバブル気分でいる御老体達にはとっとと引退してもらいたいですな

それにコピー防止プログラムに関しての疑問
値段の高さと、バックアップ取れないことから購入を見合わせる人が決して少なくない現状を考えると
コピー防止対策を一切止め、それにかかっていた経費分値下げをすると、一体どれだけの売り上げ向上効果があるのか、結構気になりませんか?
1000円前後のシングルで500~700円
3000弱のアルバムで2000~2500円ぐらいにはなると思うのだけど・・・
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by K_sasajima | 2005-11-14 22:27 | 時事/日常関連


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